初心者におすすめの釣具 ~リール編~

12月に入ってから、なぜか身の回りで釣りを始めたいという人が出てきた。
(もしかしたら『釣りよかでしょう』とかの影響かもね)
寒くなって釣りモノが減り、釣り人にとっても辛い時期に始めるこたぁないのに…とも思うけど、仲間は多いに越したことはない。

というわけで、今回は初心者におすすめするリールについてだらだらと語ってみたい。

対象魚

  • ハゼ、キス、セイゴなんかのチョイ投げ
  • 港内でのメバル
  • カサゴ(地方によってはホゴ、アラカブ、ガシラとも)

いわゆるバーサタイルものだ。
ビギナーには小物でもなんでもとにかく釣ってもらって、まず楽しんでもらいたいという思いで、とんがった釣具はおすすめしてない。
釣り沼は本当に深い(そこが楽しいのだが…)ので、自分で取捨選択できるようになってから選んでも遅くない。

おすすめの方針

当たり前だけど、高くないやつ。
予算を聞いたところ(人によるが)ロッドとリールで6,000~10,000円ということだった。
できるだけリールにお金をかけてほしいので、3,000~6,000円くらいでチョイスしてみた。

番手は汎用的に使える2000番手。(番手が大きくなるほどリールも大きくなる)
1000番手は小さすぎてラインが緩むトラブルが起きがちだし、大きな番手は単純に重くて疲れる。
それと、浅溝のもの。理由は後述。

ダイワ(Daiwa) スピニングリール 15 レブロス 2004H

まずは絶対的におすすめしたいコレ。
メインに使ってるけど、値段とスペックのバランスが最強。
ちょっぴり重い(235g)が、上位機種と遜色ない機能モリモリで見た目もイカス!!
あちこちの釣具店に普通に置いてあるので、実際に触って確かめられるのもGood。
置き傷も気にせず、水洗いもOK、ガンガン使い倒せる。

ダイワ(DAIWA) リール レガリス LT2000S

予算が許せば、次点でおすすめなのがこれ。名機レガリスの新モデル。
初心者にも一番わかりやすいレブロスとの違いは重さ。なんと190g
やればできるじゃねぇか~~!!という軽さ。この軽さはマジでクセになる。
メバリング、アジングなんかの歩き回るライトゲームをメインにやるなら、昼飯抜いてでもこっちをオススメしたい。
見た目もイカス。これがさぁ、8,000円前後で買えるんだよ…?

シマノ リール 17 セドナ C2000S

ここから値段を一ランク下げる。シマノからもコスパのいいモデルを。
機能面ではレブロスと大差なく、215gと軽い。
厳密にいうとボールベアリングの数が一つ少ない3個となってるが、正直フィーリングはそんなに変わらない。
むしろ、価格を下げるのにちょうどいいとこチョイスしたな、という感じ。
シブすぎる見た目は人を選ぶか…?

シマノ(SHIMANO) リール スピニングリール 18 ネクサーブ C2000S

新製品なので一応こちらも…。セドナよりさらに機能を減らしたエントリーモデル。自重225g。
当然海水OKだし、怪しげな機能が無いだけに割り切って使うならOK…といきたいところだが、新しいモデルだからか、セドナとの値段差がほとんどない。
2,000円台で売ってれば買いかもしれない。

アブガルシア(Abu Garcia) スピニングリール 17 カーディナル II SX2000S バス釣り

廉価帯のリール挙げるなら避けては通れない、アブガルシアの名機カーディナルII。
ここまで挙げてきたリールの中では最も重い(258g)が、とにかくコスパがいい。
なんとスプールが二個付いてくるのである!!!
両方同じラインを巻いて予備にするも良し、片方はPE、片方はフロロ、と釣りモノによって切り替えてもいい。リールを2つ買ったも同然の使い方ができるのだ!!
個人的には見た目も一番カッコいいと思う。
バス釣り用というくくりが多いが、海水もOKである。
重ささえ気にならなければ、一度はオススメしている。

これらより上の価格帯のリールになると、置き傷が気になったりして気兼ねなく使えないと思う。
海中に落としたり、大物がかかって引き込まれたり、釣り場に忘れたり、人or車に踏まれたり、ひどいときは盗まれて翌日中古屋に並んだり(マジであるからねこれ…)するリスクもある。
反対にこれより安いリールになると重くて巻き心地が悪かったり、海水対策がテキトーであっという間に錆びたりするので、安物買いの銭失いになりがち。
将来もっといいリールを買ったとき、最下層のリールは絶対使わなくなるから。体験談。

なぜ浅溝なのか?

今回挙げたものはすべて『浅溝スプール』と呼ばれるものになっている。
画像を見ればわかるが、スプール(糸をまいておく部分)が上げ底になっているのだ。

浅溝スプールと普通のスプール

「ラインがたくさん巻けないやんけ!!」と思うかもしれないが、小物釣りにおいてはラインをたくさん巻いておく必要自体がない
ラインをたくさん巻いておくと、以下のようなデメリットがある。

  • スプールが重くなる。せっかく軽いリールにしたのに…。
  • ライントラブルが発生したとき、下の部分まで絡んで痛む。
  • 釣行後、海水が染み込んで下の部分のラインも痛む。
  • ラインが減ってくるとラインが出ていくときにリールに当たる。
  • 巻きかえるとき、大量のラインを捨てることになる。

深溝派にこういう話をすると「いらないラインを下巻きしとけばいいやんけ!」と言われるけど、不要なラインを巻き付けたまま釣りするなんて、それこそムダだと思うんだが…。

というわけで、浅溝スプールに少量のラインを巻き、傷んだ時や、釣りモノを変えるときに巻きかえるのがベストだと思っている。
道具のメンテナンスしてるだけでも楽しいしね。
それと、浅溝スプールの設定があるリールは「ある程度実績がある」と見なせるのも大きい。
メーカーがわざわざ準備してくれてるわけだからね。

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