タワーリング・インフェルノ(原題:The Towering Inferno)
2019年8月29日
超高層ビルを舞台にした、パニック映画の名作。
地上550メートル・138階、サンフランシスコにそびえ立つ世界最大の超高層ビルが、その落成式の日に地下の発電機の故障から火災を発し、やがて数百人の生命を飲み込む炎の地獄と化して燃え上がる。その大惨事を中心に、直面した人々のドラマを描く映画である。
古い映画だが、生存者・消防士がみな役割を果たそうとしているところが良いと思った。
今の映画であれば、突然発狂したり、火事場泥棒したり、アンドロイドがまじったりしていることだろう。
やはり、ひたむきさが感動を呼ぶのである。
そう考えると「金持ちが愚かな真似をしたせいで破滅する」という図式はこのころには完成していたのかもしれない。
手抜きは災害の元
この災害の直接の原因は、部品代をケチるために電気系統の部品の品質を落としたからであった。
未だにこういうことが起きている。
40年前から言われてるのに、人って進化しないんだなぁ。
「工賃を下げたいなら階数を減らせ!」ってのはまったくそのとおりだと思った。
余談
タワーリング・インフェルノというのは、そびえたつクソ…じゃなかった「そびえたつ地獄」という意味らしい。
「ザ・タワー(そびえたつ地獄)」と「グラス・インフェルノ(タワーリング・インフェルノ)」という2本の小説をもとに、一本の脚本にしたものらしい。すごいね。
原題と邦題がメチャクチャながら、本も一応入手できる。
余談2
世界で最も高いビルであるブルジュ・ハリファは、軒高636mで206階建て。
この映画を見たあとだとちょっと行きたくないなと思うw